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早く行きたいなら一人で、遠くへ行きたいならみんなで行け

「早く行きたいなら一人で、遠くへ行きたいならみんなで行け」

アフリカのことわざ。

 

わたしは、プロボノで子どもの貧困の解決をするために活動している。

プロボノを開始して、早2年。

別に、子どもの貧困問題に最初から興味があったわけじゃない。

現場を見て、人の話を聞いて、だんだん課題意識を持つようになった。

 

児童養護の現場に行くたびに感じるのが、自分の無力さ。

心の底から、目の前の人を助けたいと思っても、

自分一人では、助けたい人を助けることはできない。

 

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こどもの貧困問題の根本原因は、こどもへの国の公的支出が足りないことがある。

例えば、児童養護施設を建て替えるお金の7割ほどは、国からの補助金が出るが、残り3割は児童養護施設で用意しなければならない。

しかし、施設でも普段の生活をするので必死で、建替えのための資金はなかなか貯められない。

だから、老朽化した施設で暮らすことを余儀なくされているケースが少なくない。

 

こうした状況が日本全国の施設で起こっているのに、自分一人では何もできない。

課題に近づけば近づくほど、自分の小ささを痛感する。

 

だからこそ、「みんなで行く」必要がある。

1人ひとりの力はわずかなものでも、大勢が力を合わせれば、きっと困難なことも達成できる。

 

数は力だ。

 

今、国の公的支出の多くが高齢者の向けられているのは、高齢者の人口が多いから。

政治家もこども向け支出を増やさないといけないのはわかっている。

でも、政治家も選挙で勝たないといかないから、高齢者の目を意識しないといけない。

だから、なかなかこども向け支出は増えない。

 

こういう状況の中で、こどもの貧困問題を解決するためには、この問題に興味を持って、声をあげる人を増やすことが必要だ。

 

プロボノを始めてから2年間、がむしゃらにやってきたけど、ようやくわかってきた。

だから、「早く行きたいなら一人で、遠くへ行きたいならみんなで行け」という言葉を心に刻んで、活動を続けていきたい。